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最近、近所からピアノの音がとんと聞こえなくなったなあと、思いませんか?
80年代初頭はピアノブームがあったのですが、80年代全般的はよく聞こえたものです。
上手だなあと思うものから、演奏の途中で止めたり、
同じところを何回も練習したり、とそんなのが聞こえてきました。
たいていはバイエルとかブルグミュラーの練習曲、
クレメンティのソナチネといったところが多かったように思います。
「エリーゼのために」や「トルコ行進曲」といった超有名曲も、
時より聞こえてきました。
ただ、ショパンやベートーベンのソナタといった技巧を必要とする曲は、
ほとんど聞こえてきませんでしたけどね。
ところが90年代から聞こえなくなってきたのです。
どうしてでしょうか。
単なる予測なのですが、ピアノは音を出すのは他の楽器に比べると、
簡単なのですが、上手に音楽的な響きをもって音を引き出すのが、
難しいことにたくさんの子供たちが気づいたことだと思います。
それに追い討ちをかけたのが、遊びや余暇の多様性でした。
ケータイ、テレビゲーム、パソコンのインターネット、ビデオ鑑賞などでしょうか。
ピアノは本当に好きな人のみのものに、なってしまったのです。
日本中の子供たちはピアノから離れていき、
他の遊びや習い事などへと向かったのです。
弾かれなくなったピアノは、単なる飾り物と化し、
音を出すことが無くなってしまいました。
こうしてピアノ人口は、ほぼいなくなってしまった・・・、
というと、決してそんなことはありませんでした。
定年退職やアフターファイブでピアノを楽しもうという
人々が出てきたのです。